ANTの問題点(メインボード編
2016年10月26日 ANT(考察) コメント (7)出勤前(挨拶
最近ありとあらゆるANTの記事(原文が英語じゃないのも)読んでいて頭がごちゃごちゃしてきたので、基本に立ち返って現状のANTの問題点を列挙してみる。簡単なコメントも添えて。出来たら、皆さんも考えてみて欲しいです。
①土地の枚数。14枚or15枚
15枚。以前に自分のエントリーでも語ったけど、14枚の青マナ(1マリガンを加味して初手に8割)と1枚の沼。
②島を2枚取るか否か。伴って、メイントロピの必要性。
島は2枚必要。基本土地が3枚欲しい。対不毛の大地。デルバー相手には如何にマナを確保出来るかが勝負を分けるので不毛をケアしながら貫き圏外まで行けるのが理想。
メインはトロピは要らない。緑マナを使うカードが無いし、9枚目のフェッチの方が重要。島2枚取って青マナしか出ない土地が増えるのを嫌う理由もあり。
③定業の枚数(1or2or3?)。伴って、メイン独楽の必要性
定業は3。以前は陰謀団儀式4枚目に席を譲り2枚だったけど、スピード勝負のマッチが増えて1T目のアクション(墓地肥やしの意味が大きい)が欲しくなった。あと、GPなど長いラウンドで事故らないためにもキープ基準の上昇もある(陰謀団陰謀団ドロソなしはキープ出来ないけど、陰謀団定業、定業定業はキープしやすい。
独楽は要らない。スピード勝負のマッチが増えたのでメインではノイズなだけ。ハンデスやロングゲームを意識するのなら、サイドボードに置くべき。
④陰謀団儀式の4枚目の必要性。伴って、汚物の雨の可否。
陰謀団儀式の4枚目は要らない。スレッショルドするまでは弱い花びらでそれは8枚は多い。3枚にして定業を多くした方がコンボスピードが上昇する。起点2マナは重い。
汚物の雨は不採用。早いターンでのスレッショルドには貢献するかもだけど、陰謀団と一緒に引いてやっとカードで、単体では3T以降しか使いたく無いレベル。過去と相性が悪い。ターンをパスするプレイングを考慮に入れるとむかつきとも相性が悪い。
⑤闇の誓願?グリムチューター?ダブル過去?シングル赤願い?
闇の誓願。1枚のそれは少なくてもメイン(墓地対策が薄い)では強い。グリムはライフを攻められるマッチでの過去ルートで使えないのでありえない。ダブル過去はその他にテンドリルを増やさないと旨味が薄れる。そんなスペースは無い。赤願いは対応力は格段に上昇するが、そんなにサイドにスペースが無い。
⑥メインワレンの必要性。
必要。スピード勝負のマッチが増えてきて、何なら1t目にも即動きたいときが多々ある。ストームが足りない状況でも6マナで雑にブッパ出来るのが良い。ANTでの1マナの差は勝負を分ける。副次的に療法をFB出来るようになるのも偉い。
⑦手札破壊の枚数。7(療法4脅迫3、療法3脅迫3囲い1)or6(療法3脅迫3)?
6枚。療法3脅迫3。それぞれのメリットがある。常に冥府で増やす選択を取れるようにするため(山札に存在させて置く)33が良い。引き過ぎてコンボ始動の邪魔になると本末転倒なので最低限の枚数(3T目までに1~2枚
⑧目晦ましの可能性。
要らない。しかし、使ってみた感じは意外と良い。取るとしたら、妨害枠なので手札破壊と併せて6~8枚に収めるに感じになる。先手で強く後手で弱い。後手で強い手札破壊との使い分けが望まれる。
パッと思いつくのはこのくらいです。何か抜けがありましたら、突っ込みお願いします。
さらばじゃ!
最近ありとあらゆるANTの記事(原文が英語じゃないのも)読んでいて頭がごちゃごちゃしてきたので、基本に立ち返って現状のANTの問題点を列挙してみる。簡単なコメントも添えて。出来たら、皆さんも考えてみて欲しいです。
①土地の枚数。14枚or15枚
15枚。以前に自分のエントリーでも語ったけど、14枚の青マナ(1マリガンを加味して初手に8割)と1枚の沼。
②島を2枚取るか否か。伴って、メイントロピの必要性。
島は2枚必要。基本土地が3枚欲しい。対不毛の大地。デルバー相手には如何にマナを確保出来るかが勝負を分けるので不毛をケアしながら貫き圏外まで行けるのが理想。
メインはトロピは要らない。緑マナを使うカードが無いし、9枚目のフェッチの方が重要。島2枚取って青マナしか出ない土地が増えるのを嫌う理由もあり。
③定業の枚数(1or2or3?)。伴って、メイン独楽の必要性
定業は3。以前は陰謀団儀式4枚目に席を譲り2枚だったけど、スピード勝負のマッチが増えて1T目のアクション(墓地肥やしの意味が大きい)が欲しくなった。あと、GPなど長いラウンドで事故らないためにもキープ基準の上昇もある(陰謀団陰謀団ドロソなしはキープ出来ないけど、陰謀団定業、定業定業はキープしやすい。
独楽は要らない。スピード勝負のマッチが増えたのでメインではノイズなだけ。ハンデスやロングゲームを意識するのなら、サイドボードに置くべき。
④陰謀団儀式の4枚目の必要性。伴って、汚物の雨の可否。
陰謀団儀式の4枚目は要らない。スレッショルドするまでは弱い花びらでそれは8枚は多い。3枚にして定業を多くした方がコンボスピードが上昇する。起点2マナは重い。
汚物の雨は不採用。早いターンでのスレッショルドには貢献するかもだけど、陰謀団と一緒に引いてやっとカードで、単体では3T以降しか使いたく無いレベル。過去と相性が悪い。ターンをパスするプレイングを考慮に入れるとむかつきとも相性が悪い。
⑤闇の誓願?グリムチューター?ダブル過去?シングル赤願い?
闇の誓願。1枚のそれは少なくてもメイン(墓地対策が薄い)では強い。グリムはライフを攻められるマッチでの過去ルートで使えないのでありえない。ダブル過去はその他にテンドリルを増やさないと旨味が薄れる。そんなスペースは無い。赤願いは対応力は格段に上昇するが、そんなにサイドにスペースが無い。
⑥メインワレンの必要性。
必要。スピード勝負のマッチが増えてきて、何なら1t目にも即動きたいときが多々ある。ストームが足りない状況でも6マナで雑にブッパ出来るのが良い。ANTでの1マナの差は勝負を分ける。副次的に療法をFB出来るようになるのも偉い。
⑦手札破壊の枚数。7(療法4脅迫3、療法3脅迫3囲い1)or6(療法3脅迫3)?
6枚。療法3脅迫3。それぞれのメリットがある。常に冥府で増やす選択を取れるようにするため(山札に存在させて置く)33が良い。引き過ぎてコンボ始動の邪魔になると本末転倒なので最低限の枚数(3T目までに1~2枚
⑧目晦ましの可能性。
要らない。しかし、使ってみた感じは意外と良い。取るとしたら、妨害枠なので手札破壊と併せて6~8枚に収めるに感じになる。先手で強く後手で弱い。後手で強い手札破壊との使い分けが望まれる。
パッと思いつくのはこのくらいです。何か抜けがありましたら、突っ込みお願いします。
さらばじゃ!
コメント
といった感じですかね?
デッキの潤滑油ではあるはずなので抜く事でまとまりが無くなる感じはありますが、他に抜くものが無いから仕方がない…と言った感じでしょうか。
速度が求められる~って思っているのなら、定業は抜かない方が良いよ。ある程度の速度で決めるためには早いターンに2マナ以上増えるスペル…具体的には暗黒かLEDにたどり着く必要性があるのだけど、定業を抜くということはそれらへのアクセス出来る確率を自分から減らしているってことだから。あと、妨害を入れるってことはそれだけデッキの速度を落とすことと同義なのでその考え方は危険。もうちょっと別の角度で思考した方がサイドボードが上手くなると思う。
>ゆきさん
ちょっと強い言い方になってしまいますが、それはあくまで普通のデッキでの話しですね。ことANTにおけるサイドボードとはその殆どが妨害であり、それを解決したからと言って勝てるカードではありません。ANTの本質を見た場合、それは手札整理能力に優れストームカウントを稼ぎやすいという点でして、そういった意味では定業などのキャントリップこそ「勝てるカード」に為るわけです。
なので、そもそも潤滑油という考えは間違えです。他に抜くものが無いという意見にも否と答えます。マッチアップで分かれますが、それに置いて明らかに不要なカード&or劣るカードは存在します(それが定業になることはありますが、全ての状況で当てはまるわけではありません。なので、それを把握してデッキのポテンシャルを保ちつつ、最低限のインアウトに留めるのがANTにおける良いサイドボーディングだと考えています。
具体的には、コマはミラクルと対戦するときにあるのとないのとでは勝率が変わるので、2枚は採用したいと思っていて、そうするとサイドに二枚置くよりも、メインボードで似たような役割のカードを削ることによってサイドボードの枠に余裕を持たせたいと言う観点でメインに一枚いれています。ただ、ミラクル以外のマッチだと定業の方が速度が出る分、優れていることが多いと思います。
メインのカバリ4枚ですが、以前はカバリ3枚で十分だと考えていましたが、エルドラージにチャリスx=1を1ターン目に置かれるのを前提とすると(実際良く置かれる)、カバリ、ペタル、LEDで7マナ確保でき現実的かなと考えています。ですので、今は4枚がベストなのではないかと思います。
メインのワレンですが、以前試したときは私自身のプレイスタイルに合わなかったためか、あまり強いとは思いませんでした。ただコンボスピードを上げると言う観点においては、これ以上のカードはないと考えていて、こちらの記事を読んで再度検討したいなと思いました^^
そう考えると、よくアウトされてる定業は矛盾になりますよね?漠然と参考にしていたサイドチェンジでアウトされていたのでそこまで考えてませんでした。
勉強になります。
自分の中で明確なメタを据え、それに対してメインボードを変える事はとても良い事だと思います。ANTと言うと固定されたレシピと考える人が多いですが、数枚変更を施すだけで、驚くほどにゲーム中での優劣が変わりますからね。
そういった意味での独楽や陰謀団の採用基準には納得です。僕の場合はそういった苦手なマッチに注力するよりも、得意なマッチ&or五分なマッチの取りこぼしを少なくするためのエントリーのような採用基準です。重複しますが、独楽は奇跡やハンデスのマッチでは輝きますが、メインのキープ基準としては重く、コンボのスピードには寄与しません。陰謀団もエルドラージを含む、チャリスを要するデッキ相手には4枚の方が心強いですが、他のマッチでは2枚以上引くとそれだけで足枷になりかねません。
GPまで残り一ヶ月を切りましたが、納得の出来る75枚になるように頑張りましょう!
儀式系にアクセス出来る確率も減るし、なんなら「ドローでチェインする確率」も減るよね。それって、ANTの根本的なデッキパワーを減らすことなのでサイドアウトには細心の注意を払わなくてはいけない。なので、無条件に定業を減らすことは、僕は間違いだと思っていて、妨害を入れるときにはその枚数に注意してマナ加速、ドロー、教示者、若しくは土地のバランスを調整して抜いているよ。
このときに一番意識することは「妨害を増やしたら増やしただけデッキのスピードは遅くなり、コンボも安定しなくなる≒デッキが弱くなる」ってこと。なので、先手後手で使い分けるのが理想で、なんなら先手では最速を目指して何も入れないほうが良いかも知れない。この辺の匙加減を計るのに必要なのが、ANTの練習なのだろうね。