田舎プレイヤーがChannel Pardee Timeに突っ込んでみる
2016年12月26日 ANT(考察) コメント (1)プロのANT動画(挨拶
久しぶりにプロによるANTのプレイ動画が挙がっていた(前回はメングッチ君だったはず)のでそれを見ての感想を少し書いて見ます。実際にそのプレイが起きた時間と共にコメントを付けてみるので時間のある人はチェックしてくれるの面白いかも知れません。因みにオリジナルの動画(デッキリスト)は以下参照して下さい。
http://www.channelfireball.com/videos/channel-pardee-time-storm-legacy/
(cfbのサイトから転載させて頂きました)
それでは行って見ましょう。
R1 デスタク 〇〇
G1 2:45 強迫は撃たない。平地使い魔の動きは99%デスタクで、強迫で落としたいものが無い。知識用の無駄牌として残していた方が良い。また、不毛の大地をケアしつつ(不毛→薬瓶(トップ)が裏目)フェッチを維持し、次のターンに知識を撃ちたい為。
4:30 知識で要らないリスクを負っている。陰謀団→LED→冥府(スタックLED割る)→陰謀団(7マナ)→墓地の過去で勝っている。知識を撃った場合、土地暗黒ペタル汚物LEDなどを引かないと、このターン中に仕掛けられなくなる。勝っているのならば、無駄なことはしない方が良い。
G2 8:17 知識で手札の整理を図る(フェッチを使用しないでこの状態を維持することも出来る。Pardeeは生触手を目指してターンをパスしている(手札が1枚多い状態でのスタートをしたいと思っている)が、寧ろ生触手を狙うからこそ、知識を撃ったほうが良い。生触手ルートはこのターンでも十分に狙える。3T目の相手の行動がヘイトアクションだった場合には、それに対処するマナが余分に必要になる(さらにその行動には手札を1枚使うので前のターンと枚数が変わらなくなる)ので、より条件が厳しくなる可能性が高い。手札破壊を全て抜いているので精神罠などの非生物のヘイトカードを少しでも引かれ難くするため、仕掛けるのは早いターンの方が良い。
11:04 トロピフェッチ(上下)と戻しているが、フェッチトロピ(上下)の方が良い。次のターンに思案を撃つときに見える枚数が違ってくる。1点のライフは貴重だが、現状の手札では勝つのは難しく、場の対処(ダメージの軽減)をしてから勝ちに向かうので、見える枚数を1枚でも多くしたほうが良いだろう。
12:19 調査を撃たない。インスタントタイミングでの妨害を確認するための行動だと思われるが、手札破壊を全て抜いたプランを取っているので意味が無い。サージカルであればAdルートでケア出来ているし、精神罠だった場合にはどうやっても負ける。ここでのペイライフはAdで捲れる枚数を減らす行為。裏目の方が多い。
R2 奇跡 〇×〇
G1 0:10 マリガンする。妨害マナ加速businessでキープすることもあるが、如何せん遅すぎる。マナ加速が弱いペタルと陰謀団だし、妨害も手札を見る手段のない療法が2枚と使い辛い。これより良い6枚は無数に存在するのでマリガンである。
1:35 知識で手札の整理を図る。対奇跡のメイン戦は、相殺(とヴェンデリオン)を置かれるか否かのゲームであり、ロングゲームにするべきでない。ドローによってはこのターンに決められるので、態々パスする意味は無い。
2:50 島と三角州を戻してアップキープにフェッチを起動する。ANTを使っていて一番引く可能性の高いのはマナ関連のカードである。十分とは云えないが手札にそれらのカードは複数あり過剰になることを避ける。また、奇跡が3マナ構えといえば高い確率でヴェンデリオンだと思われるので、アップキープにフェッチをすることでもし動かれて知識で戻したカードを引かされた場合(その場合には土地が手に入る)にも、ストームが一つ稼げる。構えられた場合に、誓願1枚とマナ加速のみの手札にしてしまうと、ヴェンデリオンの能力の影響をモロに食らってしまうため、思案などのランダム要素を手札に残したまま動くのが理想的である。
G2 6:20 1T目に思案を撃たない。Pardeeのそれは本命の知識を通すためのプレイだと思われるが、現状は土地も止まってはいないし思案を撃つ意味は少なくREBに突っ込むことを避けたい。自分の手札を減らすことに繋がる。メインとは違い、相殺に対処出来るようになっているサイドではゲームを急ぐ意味も少ない。ターンをパスしたほうが無難。
7:25 フェッチはアップキープに。理由は同上。
7:40 思案はアンシーから撃つ。トロピから撃ってしまうと折角サイドインした森の知恵を引いても出せない気がする。手札破壊を引いたときにそこから始められないのが裏目だが、独楽のある状況で手札破壊の価値が落ちているので、暗黒から入った方が良いのでトロピを残した方が賢明である。
G3 16:55 もし仕掛けれるのならば、過去森知恵(上下)の順番で戻し、ワーレンを抱える。各種儀式にヴェンデで対応されたら負けだが、誓願まで待たれた場合に勝てる可能性がある(相手はワーレンを戻すことになり、そのときには能力で過去が手に入るので誓願から赤マナを探してきて過去ルートである
R3 白エルドラージ ×〇×
G1 1:15 ペタルは先置きの方が良い。エルドラージ相手に生触手は難しく(相手の墳墓との友情チェインはあるが)、マナの確保が重要である。
G2 4:00 療法(チェリス指定)よりも思案を撃つ。メインボードならまだしも、サイド後にはチャリスへの対処も出来るため、当たるか分からない療法(相手はアメジストスタートかもしれない)よりも、自分の展開を優先したい。手札的に二枚目の土地、マナ加速へのアクセスが必須という理由もある。
4:30 調査からの思案でLEDワーレン過去の3枚をkeepする。破棄者でLED指定が裏目であるが、他のプレイだった場合には勝っている(LEDと過去を手に入れ暗黒からスタート。LED冥府(スタック砕き)サーチ陰謀団で7マナで墓地の過去をFB)。相性の悪いマッチでダラダラと続けていても好転はし難いので、この程度のリスクは取っても良いと思われる。
5:30 知識よりも冥府で暗黒を増やす。受けが広いような気がするが(9枚程度)次のターンの確実な勝利を目指したいので。
6:30 EoTに知識を撃つ。ペタル以外のマナ加速を見つけたのなら勝っている(最悪ペタルでもゴブリンが16体プレイ→墓地の療法FBまで見えている。他にキャントリップが手に入った場合でもそれらからまだ繋がる可能性がある。土地セットから暗黒→誓願からの見栄え損ないで破棄者をキャンセルしてLEDがアクティブに→見つけられたマナ加速と共に過去ルートである。
G3 相手の動きやば過ぎ。
R4 グリクシスコントロール 〇〇
G1 2:30 2回目の調査は撃たない。未だにコンボを仕掛けられるまでの手札ではなく、1枚の情報を得るよりも思案で手札の整理を図った方が良い。1T目のヤンパイを手札破壊も此方の選択の方が噛み合う(もしこのターンに調査からの早い決着を望むのであれば、1t目の療法で落とすのはウィルである。
3:40 このターン中にAd+冥府(おそらく直接触手をサーチする)の二段仕掛けで動く(こういう微妙な二段仕掛けの際に相手の手札を確認したいので、残せる調査は貯めた方が賢明である。UKは2枚で見えているカウンターはウィルのみ。カウンターが2枚あり、それらを全て適切なタイミングを狙われた場合にのみ負けうる。それよりもターンをパスして、追加の脅威(一番ダメなのが療法)を引かれるリスクをケアしたい。
(4:20 この人、何時まで仕掛けないんだ…)
G2 ワレン強いね。
こんな感じです。サイドボーディングについては人それぞれだと思っているので、敢えて省いてプレイのみに突っ込んでみました。それにしてもPardeeクラスのプロがここまでミス(っぽい)をしていることに驚きですね。ANTは本当に難しいデッキなんだなーと再確認しました。
意見質問批判煽り募集中。コメント欄orツイッターまでどうぞ。
さらばじゃ!
久しぶりにプロによるANTのプレイ動画が挙がっていた(前回はメングッチ君だったはず)のでそれを見ての感想を少し書いて見ます。実際にそのプレイが起きた時間と共にコメントを付けてみるので時間のある人はチェックしてくれるの面白いかも知れません。因みにオリジナルの動画(デッキリスト)は以下参照して下さい。
http://www.channelfireball.com/videos/channel-pardee-time-storm-legacy/
(cfbのサイトから転載させて頂きました)
それでは行って見ましょう。
R1 デスタク 〇〇
G1 2:45 強迫は撃たない。平地使い魔の動きは99%デスタクで、強迫で落としたいものが無い。知識用の無駄牌として残していた方が良い。また、不毛の大地をケアしつつ(不毛→薬瓶(トップ)が裏目)フェッチを維持し、次のターンに知識を撃ちたい為。
4:30 知識で要らないリスクを負っている。陰謀団→LED→冥府(スタックLED割る)→陰謀団(7マナ)→墓地の過去で勝っている。知識を撃った場合、土地暗黒ペタル汚物LEDなどを引かないと、このターン中に仕掛けられなくなる。勝っているのならば、無駄なことはしない方が良い。
G2 8:17 知識で手札の整理を図る(フェッチを使用しないでこの状態を維持することも出来る。Pardeeは生触手を目指してターンをパスしている(手札が1枚多い状態でのスタートをしたいと思っている)が、寧ろ生触手を狙うからこそ、知識を撃ったほうが良い。生触手ルートはこのターンでも十分に狙える。3T目の相手の行動がヘイトアクションだった場合には、それに対処するマナが余分に必要になる(さらにその行動には手札を1枚使うので前のターンと枚数が変わらなくなる)ので、より条件が厳しくなる可能性が高い。手札破壊を全て抜いているので精神罠などの非生物のヘイトカードを少しでも引かれ難くするため、仕掛けるのは早いターンの方が良い。
11:04 トロピフェッチ(上下)と戻しているが、フェッチトロピ(上下)の方が良い。次のターンに思案を撃つときに見える枚数が違ってくる。1点のライフは貴重だが、現状の手札では勝つのは難しく、場の対処(ダメージの軽減)をしてから勝ちに向かうので、見える枚数を1枚でも多くしたほうが良いだろう。
12:19 調査を撃たない。インスタントタイミングでの妨害を確認するための行動だと思われるが、手札破壊を全て抜いたプランを取っているので意味が無い。サージカルであればAdルートでケア出来ているし、精神罠だった場合にはどうやっても負ける。ここでのペイライフはAdで捲れる枚数を減らす行為。裏目の方が多い。
R2 奇跡 〇×〇
G1 0:10 マリガンする。妨害マナ加速businessでキープすることもあるが、如何せん遅すぎる。マナ加速が弱いペタルと陰謀団だし、妨害も手札を見る手段のない療法が2枚と使い辛い。これより良い6枚は無数に存在するのでマリガンである。
1:35 知識で手札の整理を図る。対奇跡のメイン戦は、相殺(とヴェンデリオン)を置かれるか否かのゲームであり、ロングゲームにするべきでない。ドローによってはこのターンに決められるので、態々パスする意味は無い。
2:50 島と三角州を戻してアップキープにフェッチを起動する。ANTを使っていて一番引く可能性の高いのはマナ関連のカードである。十分とは云えないが手札にそれらのカードは複数あり過剰になることを避ける。また、奇跡が3マナ構えといえば高い確率でヴェンデリオンだと思われるので、アップキープにフェッチをすることでもし動かれて知識で戻したカードを引かされた場合(その場合には土地が手に入る)にも、ストームが一つ稼げる。構えられた場合に、誓願1枚とマナ加速のみの手札にしてしまうと、ヴェンデリオンの能力の影響をモロに食らってしまうため、思案などのランダム要素を手札に残したまま動くのが理想的である。
G2 6:20 1T目に思案を撃たない。Pardeeのそれは本命の知識を通すためのプレイだと思われるが、現状は土地も止まってはいないし思案を撃つ意味は少なくREBに突っ込むことを避けたい。自分の手札を減らすことに繋がる。メインとは違い、相殺に対処出来るようになっているサイドではゲームを急ぐ意味も少ない。ターンをパスしたほうが無難。
7:25 フェッチはアップキープに。理由は同上。
7:40 思案はアンシーから撃つ。トロピから撃ってしまうと折角サイドインした森の知恵を引いても出せない気がする。手札破壊を引いたときにそこから始められないのが裏目だが、独楽のある状況で手札破壊の価値が落ちているので、暗黒から入った方が良いのでトロピを残した方が賢明である。
G3 16:55 もし仕掛けれるのならば、過去森知恵(上下)の順番で戻し、ワーレンを抱える。各種儀式にヴェンデで対応されたら負けだが、誓願まで待たれた場合に勝てる可能性がある(相手はワーレンを戻すことになり、そのときには能力で過去が手に入るので誓願から赤マナを探してきて過去ルートである
R3 白エルドラージ ×〇×
G1 1:15 ペタルは先置きの方が良い。エルドラージ相手に生触手は難しく(相手の墳墓との友情チェインはあるが)、マナの確保が重要である。
G2 4:00 療法(チェリス指定)よりも思案を撃つ。メインボードならまだしも、サイド後にはチャリスへの対処も出来るため、当たるか分からない療法(相手はアメジストスタートかもしれない)よりも、自分の展開を優先したい。手札的に二枚目の土地、マナ加速へのアクセスが必須という理由もある。
4:30 調査からの思案でLEDワーレン過去の3枚をkeepする。破棄者でLED指定が裏目であるが、他のプレイだった場合には勝っている(LEDと過去を手に入れ暗黒からスタート。LED冥府(スタック砕き)サーチ陰謀団で7マナで墓地の過去をFB)。相性の悪いマッチでダラダラと続けていても好転はし難いので、この程度のリスクは取っても良いと思われる。
5:30 知識よりも冥府で暗黒を増やす。受けが広いような気がするが(9枚程度)次のターンの確実な勝利を目指したいので。
6:30 EoTに知識を撃つ。ペタル以外のマナ加速を見つけたのなら勝っている(最悪ペタルでもゴブリンが16体プレイ→墓地の療法FBまで見えている。他にキャントリップが手に入った場合でもそれらからまだ繋がる可能性がある。土地セットから暗黒→誓願からの見栄え損ないで破棄者をキャンセルしてLEDがアクティブに→見つけられたマナ加速と共に過去ルートである。
G3 相手の動きやば過ぎ。
R4 グリクシスコントロール 〇〇
G1 2:30 2回目の調査は撃たない。未だにコンボを仕掛けられるまでの手札ではなく、1枚の情報を得るよりも思案で手札の整理を図った方が良い。1T目のヤンパイを手札破壊も此方の選択の方が噛み合う(もしこのターンに調査からの早い決着を望むのであれば、1t目の療法で落とすのはウィルである。
3:40 このターン中にAd+冥府(おそらく直接触手をサーチする)の二段仕掛けで動く(こういう微妙な二段仕掛けの際に相手の手札を確認したいので、残せる調査は貯めた方が賢明である。UKは2枚で見えているカウンターはウィルのみ。カウンターが2枚あり、それらを全て適切なタイミングを狙われた場合にのみ負けうる。それよりもターンをパスして、追加の脅威(一番ダメなのが療法)を引かれるリスクをケアしたい。
(4:20 この人、何時まで仕掛けないんだ…)
G2 ワレン強いね。
こんな感じです。サイドボーディングについては人それぞれだと思っているので、敢えて省いてプレイのみに突っ込んでみました。それにしてもPardeeクラスのプロがここまでミス(っぽい)をしていることに驚きですね。ANTは本当に難しいデッキなんだなーと再確認しました。
意見質問批判煽り募集中。コメント欄orツイッターまでどうぞ。
さらばじゃ!
コメント
相手がわかってない場合と、2ゲーム目とかで相手がわかってる場合では呪文のキャスト順番変わってくると思うんですが、その最適解を探しています
メインは、エルドラージにチャリス1キャストされる可能性も考慮して、ハンドに一マナが固まっている時は、ある程度、消費するように心がけてます
前まではなるべくポンダー+フェッチを心がけてましたけど、今は前ほどポンダーを大事にキャストしなくなってしまいました(自分が先手の時でメイン戦は)